糖尿病食

本当に低糖質?美味しすぎてやめられない無印良品の糖質オフ食品とは

最近では、健康食が流行していることにより様々な企業が健康食品に向けた開発、販売を行っています。
その中でも、糖質オフ食品は様々な種類が発売されており、前回はシャトレーゼでの糖質オフスイーツをご紹介しました。

今回は、日頃の食生活から少しずつ取り組めるように、と無印良品から販売されている
『糖質10g以下のお菓子・パン』について、無印良品の行っている取り組みも合わせてご紹介していきたいと思います。

通常の商品と比べて、無印良品の糖質オフ食品はどのくらい糖質が低いのだろうか?

通常のバームクーヘンの糖質量は平均30gほど、と糖尿病の方や糖質制限をしている方にとって、バームクーヘン1つで糖質を30g摂取することに、少し抵抗を感じる方は少なくないのではないでしょうか。

しかし無印良品のバナナバウムは、なんと糖質6.4gと通常のバームクーヘンの糖質量の約5分の1ほどしかありません。

さらには、通常のクロワッサンの一つあたりの糖質量は平均42gほどですが、無印良品のクロワッサンは4.6gとこれも通常のクロワッサンの糖質量の10分の1ほどになります。

このバナナバウムとクロワッサンの糖質量は、いちご5粒ほどの糖質量と同じ値になります。

これなら糖尿病の方や糖質制限をしている方にも、糖質をあまり気にすることなくお菓子やパンを楽しむことができます。

なぜ糖質10g以下のお菓子やパンを実現できたのだろうか?

 

なぜ、糖質10g以下でお菓子やパンを作ることができるのか?

無印良品の糖質オフのお菓子やパンは小麦粉の使用量を減らし、大豆粉を活用する事で糖質を抑えています。

本来お菓子やパンというのは主原料に小麦粉を使用しています。
小麦粉の成分はほとんどが炭水化物からできており、小麦粉100gあたりの糖質量は76gと多くの糖質を含んでいます。

反対に、大豆粉はその名の通り大豆から成り立っていて、大豆は低糖質として知られており大豆100gあたりの糖質量は5gほどになります。
そのため大豆粉の100gあたりの糖質量は19gと、小麦粉の糖質量の約4分の1ほどしかありません。
これにより大豆粉を使用することで糖質の量をグッと抑えることができています。

また、無印良品の糖質10g以下のお菓子・パンは、半生菓子、焼き菓子、スナック、チョコレート、など約40種類ものお菓子やパンが販売されており、糖質の摂取量を抑えながら様々な種類のお菓子やパンを楽しむ事ができます。

『半生菓子』

 

■糖質10g以下のお菓子 バナナバウム
糖質:6.4g(一袋あたり) 120円(消費税込み)

■糖質10g以下のお菓子 紅茶ドーナツ
糖質:8.4g (一袋あたり) 120円(消費税込み)

■糖質10g以下のお菓子 ミルクマフィン
糖質:8.4g (一袋あたり)120円(消費税込み)

 

『焼き菓子』

 

■糖質10g以下のお菓子 キャラメルサブレ
糖質:7.8g (一袋あたり)250円(消費税込み)

■糖質10g以下のお菓子 チーズとほうれん草のサブレ
糖質:8.37g (一袋あたり)250円(消費税込み)

 

『スナック』

 

■糖質10g以下のお菓子 ノンフライスナック トマト&バジル
糖質:9.21g(一袋あたり)150円(消費税込み)

 

『チョコレート』

 

■糖質10g以下のお菓子 チョコがけ大豆
糖質:6.96g(一袋あたり)190円(消費税込み)

■糖質10g以下のお菓子 ミルクチョコレート
糖質:6.96g(一袋あたり)190円(消費税込み)

 

『パン』

 

無印良品の糖質10g以下のパンは単に糖質オフなだけではなく、通常のパンですと消費期限は2〜3日のところですが、この糖質10g以下のパンは賞味期限も発酵種に長期保存が出来るパネトーネ種を使用することで47日間の保存が可能になっています。

この長期保存が可能になったことで”もしもの備え”として非常食としても活用することが可能です。
万が一の災害に備えて、非常用持出バックに入れておくことで、いざという時に持ち運ぶことができるのでオススメです。

■糖質10g以下のパン クロワッサン
糖質:4.6g(一袋あたり)150円(消費税込み)

■糖質10g以下のパン 塩バター
糖質:7.0g(一袋あたり)150円(消費税込み)

■糖質10g以下のパン シナモンロール
糖質:7.6g(一袋あたり)150円(消費税込み)

■糖質10g以下のパン パン・オ・ショコラ
糖質:7.5g(一袋あたり)150円(消費税込み)

 

毎朝の朝食にも活用しやすくするために、クロワッサンや塩バターパン、くるみパンのようなテーブルロールなど豊富な種類のパンが展開されています。

 

「くらしの良品研究所」がリクエストを受け付けてくれる

 

 

無印良品では『くらしの良品研究所』というIDEA PARKで、お客様からの商品リクエストを受け付けています。
無印良品の商品に対して『こんな商品があったらいいな』や『この商品のここをこうしたらより良いな』などのお客様からの率直な意見を募集しています。

『糖尿病と高血圧の人向けお菓子』や『糖質10g以下のお菓子の脂質の高さがきになる』など糖質に対してのリクエストも多く投稿されていました。
お客様それぞれに十人十色の『あったらいいな』という思いがあると思いますので、この機会に無印良品にリクエストしてみてはいかがでしょうか。

ーーーくらしの良品研究所 IDEA PARK 詳細はこちらーーー

シャトレーゼの『糖質カットスイーツ』”食べたくても食べれない人のためのお菓子づくり”

最近では、スーパーやコンビニエンスストアなどで、糖質オフの食品が徐々に増えてきているように思います。
また、ロカボ食品やカロリーオフなど、健康に気を使った商品も増えてきています。

今回は、そんな健康食品が増えている中、有名菓子店シャトレーゼが力を入れている、『食べたくても食べれない人のためのお菓子づくり』に基づき製作販売されている、『糖質カットスイーツ』についてお話ししていきたいと思います。

シャトレーゼの歴史

シャトレーゼとは、フランス語で城を意味するシャトーと、ブドウを意味するレザンを合わせた造語で、日本語で『ブドウの城』を意味します。

昭和29年に今川焼き風のお菓子『甘太郎』を看板商品とするお店を山梨県に出店・創業したのが始まりです。

その後昭和34年に『有限会社甘太郎』を設立、その5年後の昭和39年には『大和アイス株式会社』を設立し、アイスクリーム業界にも参入し始めました。

そして、昭和42年、『大和アイス株式会社』と『有限会社甘太郎』の両社を合併して、今ではおなじみの和菓子から洋菓子まで様々な種類の菓子を販売する『株式会社シャトレーゼ』に社名を変更し現在に至ります。

現在では日本のみならず、シンガポールや台湾、マレーシア、インドネシアなど海外市場にも店舗を出店しています。

糖質カットスイーツへの取り組み

シャトレーゼは、12年前から、糖質制限をしている方へお菓子を届けたい、という思いから医師監修のもと研究開発を行ってきました。

“食べたくても
食べれない人のための
お菓子づくり”

ショートケーキやシュークリーム、アイスにおまんじゅう。
甘くて美味しいお菓子ですが、どれも糖質を多く含んだものばかりですよね。

お菓子には糖質や脂質を多く含んでいるものが多く、『体の健康』には悪者にされがちです。
ですが、『心の健康』に対してはお菓子はなくてはならないものだと考えています。
おいしいお菓子を食べると幸せな気分になりますよね。

糖尿病患者や糖質制限をしている方々にとって、糖質を多く含むお菓子はなかなか口にすることができません。

そこで、シャトレーゼはお菓子の原材料である小麦粉や砂糖には糖質を多く含むので使用せず、代わりに大豆粉や食物繊維、血糖値の上昇が緩やかなマルチトールやノンカロリー甘味料を使用し、様々な試行錯誤を加え『糖質カットスイーツ』を製作しました。

この『糖質カットスイーツ』は、通常のお菓子よりも50%以上もの糖質をカットしたものばかりで、糖尿病患者さんや糖質制限を行なっている方々にも安心して食べていただくことができます。

『糖質カットスイーツ』

・糖質50%カットのダブルシュークリーム
1個あたり糖質8.1g 200kcal 118円(税込)

*通常のシュークリーム 
1個あたり糖質16.2g

・糖質70%カットのアイス(マダガスカルバニラ)
1個あたり糖質5.0g 78kcal 151円(税込)

*通常のカップアイス
1個あたり糖質16.7g

・糖質85%カットのショートケーキ
1個あたり糖質5.9g 252kcal 280円(税込)

*通常のショートケーキ
1個あたり糖質39.3g

・糖質82%カットのテーブルパン(プレーン)
1個あたり糖質3.1g 86kcal 6個入り648円 (税込)

*通常のロールパン
1個あたり糖質17.2g

・糖質86%カットのピザマルゲリータ
1個あたり糖質4.0g 210kcal 2枚入り367円(税込)

*通常のピザワンピース
1個あたり糖質28.5g

他にも、糖質50%カットのエクレア、糖質50%カットのいちごクリームロール、糖質86%カットのどらやき、糖質86%カットのとろけるショコラ、などなど全16種類の糖質カットスイーツが入った、『糖質カットアソートBOX16品』5,400円(税込)が販売されています。

また、現在シャトレーゼでは日本IDDMネットワークと協力し、『糖質カットアソートBOX16品』1セットを購入につき、200円が1型糖尿病研究基金へ寄付されるという取り組みも行っています。

メディアフーズ展や日本栄養改善学会学術総会などの学会で、実際に製作した『糖質カットスイーツ』のショートケーキと普通のショートケーキを食べ比べてもらい、血糖値の上がり方の比較などの発表なども行っています。

糖質カットだけじゃない、無添加お菓子

糖質カットスイーツの他にも、無添加のお菓子にもこだわりがあります。

シャトレーゼの『無添加 契約農場卵のプリン』は原材料に牛乳、卵、砂糖の三つのみで作られています。
その他にも無添加バウムクーヘンの『すこやかの樹』や、極力添加物を使わずに製作しているアイスもあります。

添加物を最小限にする分、溶けやすくもなり、本来アイスには表示義務のない『賞味期限』も記載しています。
これは、新鮮で美味しいアイスを食べてもらいたいという思いから、『おいしさの期限』として付けられているそうです。

ほかにも、乳・卵・小麦粉を使用していないアレルギー対応ケーキも販売しており、様々なニーズに応じた商品を製作販売していることが伺えますね。