最近では、スーパーやコンビニエンスストアなどで、糖質オフの食品が徐々に増えてきているように思います。
また、ロカボ食品やカロリーオフなど、健康に気を使った商品も増えてきています。

今回は、そんな健康食品が増えている中、有名菓子店シャトレーゼが力を入れている、『食べたくても食べれない人のためのお菓子づくり』に基づき製作販売されている、『糖質カットスイーツ』についてお話ししていきたいと思います。

シャトレーゼの歴史

シャトレーゼとは、フランス語で城を意味するシャトーと、ブドウを意味するレザンを合わせた造語で、日本語で『ブドウの城』を意味します。

昭和29年に今川焼き風のお菓子『甘太郎』を看板商品とするお店を山梨県に出店・創業したのが始まりです。

その後昭和34年に『有限会社甘太郎』を設立、その5年後の昭和39年には『大和アイス株式会社』を設立し、アイスクリーム業界にも参入し始めました。

そして、昭和42年、『大和アイス株式会社』と『有限会社甘太郎』の両社を合併して、今ではおなじみの和菓子から洋菓子まで様々な種類の菓子を販売する『株式会社シャトレーゼ』に社名を変更し現在に至ります。

現在では日本のみならず、シンガポールや台湾、マレーシア、インドネシアなど海外市場にも店舗を出店しています。

糖質カットスイーツへの取り組み

シャトレーゼは、12年前から、糖質制限をしている方へお菓子を届けたい、という思いから医師監修のもと研究開発を行ってきました。

“食べたくても
食べれない人のための
お菓子づくり”

ショートケーキやシュークリーム、アイスにおまんじゅう。
甘くて美味しいお菓子ですが、どれも糖質を多く含んだものばかりですよね。

お菓子には糖質や脂質を多く含んでいるものが多く、『体の健康』には悪者にされがちです。
ですが、『心の健康』に対してはお菓子はなくてはならないものだと考えています。
おいしいお菓子を食べると幸せな気分になりますよね。

糖尿病患者や糖質制限をしている方々にとって、糖質を多く含むお菓子はなかなか口にすることができません。

そこで、シャトレーゼはお菓子の原材料である小麦粉や砂糖には糖質を多く含むので使用せず、代わりに大豆粉や食物繊維、血糖値の上昇が緩やかなマルチトールやノンカロリー甘味料を使用し、様々な試行錯誤を加え『糖質カットスイーツ』を製作しました。

この『糖質カットスイーツ』は、通常のお菓子よりも50%以上もの糖質をカットしたものばかりで、糖尿病患者さんや糖質制限を行なっている方々にも安心して食べていただくことができます。

『糖質カットスイーツ』

・糖質50%カットのダブルシュークリーム
1個あたり糖質8.1g 200kcal 118円(税込)

*通常のシュークリーム 
1個あたり糖質16.2g

・糖質70%カットのアイス(マダガスカルバニラ)
1個あたり糖質5.0g 78kcal 151円(税込)

*通常のカップアイス
1個あたり糖質16.7g

・糖質85%カットのショートケーキ
1個あたり糖質5.9g 252kcal 280円(税込)

*通常のショートケーキ
1個あたり糖質39.3g

・糖質82%カットのテーブルパン(プレーン)
1個あたり糖質3.1g 86kcal 6個入り648円 (税込)

*通常のロールパン
1個あたり糖質17.2g

・糖質86%カットのピザマルゲリータ
1個あたり糖質4.0g 210kcal 2枚入り367円(税込)

*通常のピザワンピース
1個あたり糖質28.5g

他にも、糖質50%カットのエクレア、糖質50%カットのいちごクリームロール、糖質86%カットのどらやき、糖質86%カットのとろけるショコラ、などなど全16種類の糖質カットスイーツが入った、『糖質カットアソートBOX16品』5,400円(税込)が販売されています。

また、現在シャトレーゼでは日本IDDMネットワークと協力し、『糖質カットアソートBOX16品』1セットを購入につき、200円が1型糖尿病研究基金へ寄付されるという取り組みも行っています。

メディアフーズ展や日本栄養改善学会学術総会などの学会で、実際に製作した『糖質カットスイーツ』のショートケーキと普通のショートケーキを食べ比べてもらい、血糖値の上がり方の比較などの発表なども行っています。

糖質カットだけじゃない、無添加お菓子

糖質カットスイーツの他にも、無添加のお菓子にもこだわりがあります。

シャトレーゼの『無添加 契約農場卵のプリン』は原材料に牛乳、卵、砂糖の三つのみで作られています。
その他にも無添加バウムクーヘンの『すこやかの樹』や、極力添加物を使わずに製作しているアイスもあります。

添加物を最小限にする分、溶けやすくもなり、本来アイスには表示義務のない『賞味期限』も記載しています。
これは、新鮮で美味しいアイスを食べてもらいたいという思いから、『おいしさの期限』として付けられているそうです。

ほかにも、乳・卵・小麦粉を使用していないアレルギー対応ケーキも販売しており、様々なニーズに応じた商品を製作販売していることが伺えますね。